エレベーターの閉まるボタン
私自身も無意識にやってしまっていることがありますけど、エレベーターに乗ると必ず「閉まる」ボタンを押す人っていますよね。
後から乗ってくる人のために、急遽「開く」ボタンを押すことはあっても、自分が乗ってすぐに「閉まる」ボタンを押す必要って、本来はないと思うんです。
週末に買い物に出かけた際にも遭遇したのですが、乗ってくる人がまだいるのに確認せずに「閉まる」を押してしまい、後から乗ろうとした人がドアに挟まれるということがありました。そんなの日常的にどこでも見かけるよ・・・とか思う反面、もしそれが小さい子供だったら…と考えると、ひょっとしたら大変なことになる場合だってあります。
それに、「開く」とか「閉まる」とか、ボタンを押すものと思っていると、好意で「開く」を押したつもりなのに、間違えて「閉まる」を押してしまって迷惑をかけることだってあります。
エレベータに「閉まる」のボタンがあるのは、世界的にみて日本だけなのだそうです。
他の国では、エレベータが自動的に閉まるまで待つのが普通。待っていてなお、閉まりかけたときに乗ってくる人のために「開く」ボタンがあるらしいのです。
日本のエレベーターも、「開く」ボタンを押し続けなくたって、一定時間は開いた状態になっているし、人が乗り降りしている間は、急に閉まったりしないものです。続いて乗る人や後から降りる人のために、そっと手を添えてあげれば、ドアにはさまれるような事はないはずです。
せっかちな上に思いやりがないなんて、さみしいじゃないですか。
でも残念ながら、そういう気遣いのなさを公共の場のいたるところで感じてしまいます。
みんなで気遣いあえたら、もっともっと優しい社会になるのになぁ~と、自己反省も踏まえてエレベーターでの出来事を振り返った週末でした。 (販促部:とんとん)