ハーブの代表格『パセリ』

誰でも知っているハーブの代表格としてパセリがあげられるでしょう。

あまりにも身近でハーブとさえ認識されていないこともある植物です。

パセリはミネラル類(カルシウム、鉄)、βカロテン、ビタミンCが豊富に含まれています。

特に鉄の含有量はずば抜けています。

貧血、食欲促進、リウマチ痛、月経困難症などに利用され、腎機能を活発にし、むくみを改善するためにも役立つといわれています。

駆風、利尿、殺菌、健胃、解毒などの作用を有します。

パセリはもっぱらハンバーグやエビフライなどの料理の付け合せとして登場し、もしかして食べずに残してしまっている人も多いのではないでしょうか?

日本ではクルッとカールしたモスカールドパセリが一般的ですが、海外では平らな葉のイタリアンパセリが主流だそうです。

▲イタリアンパセリ

料理の添え物として食べずにすませてしまうにはもったいない存在のパセリ。

ぜひ、料理のアクセントとして、ブーケガルニとして余すことなく利用しましょう。

[ブーケガルニ]

肉料理や魚料理の臭みを取るために用いる、ハーブを束ねたもののこと。

料理の風味付けにもなります。

パセリの楽しみ方

ハーブバター

パセリの生(乾燥)の葉をみじん切りにし、冷蔵庫から出しておいて柔らかくなったバターに合わせます。

ニンニクのすりおろしや塩を少々合わせても。

チャイブやチャービル、オレガノなどと共にハーブミックスのハーブバターにしてもよいでしょう。

量はお好みで調節してください。パンやパスタなどに利用しましょう。

「パセリのふりかけ」

材料はパセリ、桜エビ、エゴマ、削り節、みりん、醤油を適量。

桜エビ、削り節、エゴマに刻んだパセリを加え、空炒りし、そこにみりん少々、醤油少々を加え混ぜながら軽く炒ります。

パラリとしてきてよい香りがしてきたら出来上がり。

カルシウムたっぷりのふりかけとしてご飯にかける他にも豆腐や納豆などにもよく合います。

参考文献

「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」高橋書店
「ハーブのすべてがわかる事典」ナツメ社

ブログ著

鈴木さちよ

ブログ監修

管理栄養士 坂本禮子

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