薬や甘味料として古い歴史を持つ『リコリス(カンゾウ)』

リコリスは、トルコ・地中海沿岸地原産の別名甘草(カンゾウ)とも呼ばれるマメ科のハーブです。乾燥した砂地を好み地下茎で広がります。リコリスは紀元前500年頃から薬として利用されてきた古い歴史を持っています。植物学の祖と称されるギリシャの哲学者テオフラトスは『薬物誌』に「喉の痛みを和らげる抗炎症剤」として記しています。

▲ハーブガーデンのリコリス

リコリスは砂糖の50倍以上の甘味があると言われ、薬用はもちろん甘味料としても様々な薬品や食品に利用されています。製品成分をよく見ると名前を見かけることもあるかもしれません。

リコリスの根に含まれるグリチルリチンは各種ホルモンの分泌を促進する働きがあるので、抗炎症、抗ウィルス、抗アレルギーなどの作用を有します。気管支炎の症状を和らげるので、喉の痛みや咳などの不快な症状があるときにもオススメです。解毒作用があり食欲不振や下痢などの症状を和らげ、体の免疫力も高めるので、様々な病気予防や回復を助ける効果が期待されています。ただし、高血圧の人は服用を避けてください。多量長期服用も避けましょう。

リコリスの楽しみ方

喉の痛みのためのハーブティー

<材料>

リコリス  小さじ1

カモミール 小さじ1

はちみつ  小さじ1

湯      200cc

ホットミルク お好みで

<作り方>

①鍋にお湯(ホットミルク)、リコリス、カモミールを入れて一煮立ち、蓋をかぶせて3分蒸らします。

②仕上げにはちみつを入れて軽く混ぜハーブを茶こしでこしながらカップに注ぎます。

③両手でカップを持ち、鼻を近づけ蒸気を優しく吸い込むようにいただきましょう。

お急ぎの場合はティーカップで同じ分量でハーブティーや紅茶を入れる方法でもお楽しみいただけます。お好みでお手持ちのレモンバームやミントやマロウなどをブレンドしても美味しくいただけます。

参考文献

「ハーブがわかる事典」ナツメ社

「からだに効くハーブティー図鑑」主婦の友社

ブログ著

鈴木さちよ

ブログ監修

管理栄養士 坂本禮子

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