日本人にも耕作地にも頼りになる旧友、大豆『ダイズ』

大豆はマメ科植物です。マメ科は世界中に745族19500種とも言われ、北半球から南半球までもっとも広く分布が見られる植物です。マメ科は根に根粒を持ち、その中に根粒菌という細菌が共生しています。根粒菌は植物からリンゴ酸などの効率のよい栄養分をもらい、生活の場を提供する代わりに、大気中の窒素を植物にとって使いやすい硝酸塩に転換(窒素固定)します。

植物にとっての必要な肥料分を自らつくる事が出来るマメ科の植物は、やせている土地でも良く育つ事ができます。自然農法等でも畑を開墾する場合にもまず大豆やレッドクローバー等マメ科の植物を植えて土地を豊かにするという手法をするそうです。

また、大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほどタンパク質が豊富です。そのタンパク質は私たちの体を形成するために必要な成分です。大豆のタンパク質は含有率からも、摂取効率からも、また食の文化の上でも私たち日本人の生活から切り離せない貴重な成分といえます。

豆腐、おから、豆乳、湯葉、油揚げ、厚揚げ、納豆、味噌、醤油、もやし、枝豆…等々。あまりに古くから日常の中で大豆を食する機会が多いのが現状です。お肌や更年期障害などにもおすすめの食品と言えるでしょう。

手前味噌のつくりかた

ダイズ  300g

米麹    160g

麦麹   1000g

塩       20g

ダイズを一晩水につけます。ダイズを柔らかくなるまで煮て、親指と小指ではさんでつぶれるくらいになったらすりこぎ等で粒が無くなるまでよくつぶし、米麹と麦麹を混ぜ込みます。かたければ、耳たぶくらいの柔らかさになるようにダイズの煮汁を入れ調節します。保存用の容器の底に塩を軽くふります。

次に、おにぎりを作るように丸め保存用の容器の底に押し付けて空気を抜きながらつめてゆきます。全て入れ終わったら表面をならして残りの塩を塗ります。ラップをかけて蓋をし、6ヶ月ほど置けば手前味噌の出来上がりです。ラップと蓋の間に脱酸素材を入れるといいでしょう。麹や塩の量を調節して好きな味を見つけてください。

 

代表 鈴木さちよ

12月のハーブ:ダイズ

和名:  大豆

学名:  Glycinemax

別名:  soy been、soya(ソイヤ)、オオマメ、マメ

原産地:  アジア

分類:     マメ科

花言葉: 可能性は無限大、必ず訪れる幸福、親睦

特徴:
草丈30〜90cmの一年草。葉や茎、莢等全草が赤茶色の細かい毛に覆われています。花は蝶形で白または薄紫色。その後つける莢には1〜4個のマメが入ります。この若い果実が枝豆です。

利用:
脂質代謝調整作用、ホルモン分泌調整作用、癌のリスク低減作用が注目されています。動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防、更年期障害の予防、がん予防に種子を食用に利用します。また、黒大豆を日干しにしたものの煎じ液を声がれ、のど腫れ、咳止め等に、食中毒に煮汁を吐剤として飲ませます。生薬としては豆豉と称し黒大豆を塩漬けにし、発酵したものを日干しにして煎じて健胃、鎮静、消炎などの目的で利用されました。

参考文献:
ハーブの写真図鑑/レスリー・ブレムネス著/日本ヴォーグ社
メディカルハーブの事典/林真一郎編/東京堂出版
家庭で使える薬用植物大事典/田中孝治著/家の光協会

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