無邪気な笑顔が似合う「オレンジ」

新年あけましておめでとうございます。

古くから生薬や薬草としても親しまれてきた柑橘類。煎じて飲み薬や入浴剤として用いたのはもちろんですが、甘い爽やかなオレンジは食べてもじつに美味しい 果物ですね。我が家でも柑橘類は冬場欠かすことのできない果物です。笑顔のようで見ているだけでも元気が出る、食べやすい「スマイルカット」でよくいただ いています。

オレンジはお菓子のフレーバーとしても広く親しまれています。私の家族もオレンジとチョコレートの組み合わせが大好きで、新商品を見つけるとついつい手を 伸ばしてしまいます。昨年の春にハーブガーデンに夏みかんやキンカンやユズの木を植えました。実が沢山なるには歳月がかかるでしょうけれど無農薬果実でい ろいろ手作りするのが今から楽しみです。

代表 鈴木さちよ

オレンジフレーバーのお茶「ハーベストティー」の楽しみ方

お好みの紅茶     2人分
オレンジのスライス 1/2個分
リンゴのスライス 1/2個分
シナモンスティック 2本

オレンジやリンゴの酸味と甘みが感じられ、 見た目にも演出効果があって素敵なティータイムを楽しむことができます。お好みでドライフルーツやレモンバーベナーやマロウなどのハーブ、砂糖を加えてもいいですし、甘いお菓子があるならあえて甘みを加えないのもいいと思います。

アロマの夜用ブレンド

オレンジスイート 1 : ラベンダーアングスティフォーリア 2
枕元にハンカチやアロマポットを利用して香らせて就寝すると、リラックスして良質の睡眠をとることができます。他にもマンダリンやベルガモットなど、
お好みでブレンドを試して香りを楽しんでください。

~精油の種類について~
精油はオレンジの果皮からとれるものがスイートオレンジ、ビターオレンジからとれるものがプチグレン(葉から)・ネロリ(花から)・ベルガモット(果皮から)、他の果皮からとれるものがマンダリンなど多種にわたります。用途や目的に合わせて使い分けてください。

1月のハーブ:オレンジ

和名:オレンジ
学名:Citrus sinensis
別名:オレンジスイート
原産地:熱帯アジア、東南アジア、中国、日本
分類:ミカン科
花ことば:花嫁の喜び、純粋、愛らしさ、華美

特徴:
柑橘類は常緑生の高木と低木があり、つやのある深緑色の葉を持ち、香りのよい白い花と中が袋で仕切られた芳香のある果実をつけます。
ミカン科の植物の一種で、普段「オレンジ」と称して食べているのがスイートオレンジです。他にも近縁種として苦いビターオレンジのダイダイ(Citrus aurantium)、甘いタンジェリン(Citrus reticulata)などがあります。

利用:
オレンジの果皮にはリモネンを90%以上含む、揮発油が含有されています。他にフラボノイド、クマリン、トリテルペン、ビタミンC、カロチン、ペクチン、ビタミンAなどを含みます。 スイートオレンジの香りには精神安定作用や精神強化作用、催眠作用があります。リラックスする時も元気になりたい時にも利用できる香りです。
オレンジに含有しているオレンジ油は発泡スチロールを溶かし、油汚れなどを浮かせる力があるので掃除用品や化粧品のクレンジングなどにも配合されます。 果汁は老廃物を排泄し、ビタミンCが豊富なため免疫系を助け感染を除去します。 完熟したミカンの果皮をよく乾燥させたものを陳皮(生薬)といいます。陳皮はとどこおった氣を動かし、消化を助け、鎮咳去痰を助けます。
※市販のミカンから自分で陳皮を作る時には、農薬が混入しないよう有機栽培のものを選びましょう。
※ビターオレンジは子宮収縮作用があるので、妊娠中は注意してください。
※何種類かの柑橘類は光過敏症を誘発することがあるので使用の際は注意してください。

参考:
「メディカルハーブ」ペネラピ・オディ著/英国ハーブソサイエティ編、 「ケモタイプ精油小事典」ナード・アロマテラピー協会、 「世界薬用植物百科事典」A.ジェヴァリエ原著 難波恒雄監訳/誠文堂新光社

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