基本の大切さ

2008年05月26日 更新 | カテゴリー: その他

週末に、狂言の野村萬斎と歌舞伎の尾上菊之助主演の舞台をみてきました。

武将の父息子で共演(競演)していたのですが、萬斎の70歳近くにもなろうかという老人役と、菊之助の端正な顔立ちと上品な立ち居振る舞いが、しっかりとしたメリハリになっていて、好演だったと感じました。

特に、他の現代劇の役者さんと比べると発声の仕方や、和装での立ち姿が断然違います。

テレビや映画で活躍している古典芸能の方たちにいつも共通して感じるのは、やはりそこです。

古典の世界では決まった“カタ”があり、その中で表現することを強いられる(?)わけですが、決まったカタ・決まったセリフを受け継いできてもなお、いまだに人々を魅了するものがあるというのは、それだけ役者の力量がでてしまうからではないかと思います。

とすれば、それは常に基本がしっかりしる上に成り立っているということで、何事においても基本がどれだけできているかが大切なんだな、とつくづく感じた日でした。

(販促部:R)


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