カマルグの塩にて
お休みの日
めずらしくキッチンの掃除をしよう思いたち、どこから手を
つけようかと眺めてみると、キッチンシェルフに、
その存在を忘れかけ、オブジェと化したものが目にとまり・・・・・
そうだ、これは、たしか塩かも!!
益子焼きのコーヒーサーバーと、コーヒーミルの前に
置きっぱになっていたそれは、
二年ほど前に南フランスのアルルの街で購入したカマルグの塩。
カマルグとは、画家ゴッホが滞在し創作に励んだ街アルルにて、
二またに分離したローヌ河と地中海に囲まれた三角州地帯のことを言うそう。
その地域の塩田にて、地中海の海水をひき、
伝統的手法を用いて採取した自然海塩とのこと。
まさに、地中海の風と太陽によって作りあげられたソルトらしい。
それを、アルルの小さなお土産やさん(たしかゴッホが精神錯乱して
入院した病院跡地の前にあったような・・・)で、購入したんだっけ
思いだしたのはいいけれど、日本に持ち帰って一度もふたをあけてないかも・・
おそるおそるベージュの紙筒のコルクの蓋をあけると、
あら目の白い粒がキラリとひかり・・・・・・・よかった、お塩は健在
そういえば・・・と、戸棚の奥をさがして見つけたのは、
このカマルグの塩のセル・ファン
セル・ファンとは、塩をさらに細かくしたタイプという意味らしく、
ローズマリィ、バジル、タイム、フレンチタラゴン、パセリなどがブレンドされた
ハーブソルト。
う~ん、ちょっと味見しようかなぁ
そうだ冷蔵庫にはトマトがあったはず。
そこに、カマルグの塩セル・ファンを少しだけまぶしてみて、食してみると・・・・
タイムの香りと海の香り?!が、かぐわしい~
いつのまにか、掃除は忘れたふりの休日でした
コールスタッフ りこ